子供の才能を育てるには、子供が集中する瞬間を見逃さないことが重要です。
子供の頃は、誰でも何か興味のあることを見つけると集中してひとつのことを一生懸命にやり続ける環境にあります。
「うちの子は、集中力がなくて・・・」
という声を良く聞きますが、それは、本当に興味のあるものに出会っていないか、子供が興味を持つ前に親が次の物を与えてしまっている。又は興味のあるものが複数あって、子供が目移りしてしまっている可能性があります。
では、親はどうしたらいいのか?
まず、親が子供が興味を示すものが何かじっくり観察する必要があると思います。
集中力のある子は、その子が何に興味を持っているのか、何に向いているのかわかりやすいです。
また、集中力のある子は、何を与えてもそこそこ出来るようになってしまうので親も「才能があるかもしれない」「向いていいるかもしれない」とその子の興味の持つもの、才能がありそうなものに気づくことができます。
一方で、好奇心旺盛で目移りしてばかりの子供もいます。
習い事もおもちゃも最初は、集中して一生懸命になるのに、しかし、すぐに飽きてしまう。その繰り返し・・・
そのため、集中してやり続けるものを探して次々与えてしまいがちですが、その行為が子供の集中力を実は阻害しています。子供は好奇心旺盛。目移りしてしまうのが当たり前。あるあるの話ですね。
親が興味のあるものが子供は好き
子供は、大人がやっていることに興味を持ちます。親がやっていることを自分もやってみたいと思います。親が卓球の選手だったり、テニスをやっていたりすると卓球三昧、テニス三昧の環境にあることが多いですね。
そういう環境にあると、子供も影響されて、卓球だったりテニスだったりにとても興味をしまします。最近活躍しているスポーツ選手などは、「親が卓球をやっていた」、「野球をやっていた」、など親の姿に影響されて本格的な指導を受け一流になったという選手が増えています。
また、プロにあこがれてその夢をなしえなかったから、子供に託し親がその環境を作り、興味をもたせたというケースもあります。親がその分野の魅力をもって子供に伝えるので、子供はその魅力を親と共有し興味を持つようになります。
才能を育てる環境を作る
集中力を育むには、このように意図的に興味を持たせ、才能を育てる環境を作るというのも方法です。料理好きのお母さんなら、一緒に料理を作る。日曜大工がすきなお父さんなら一緒に何かものを作る。イラストを描くのが好きなら、時間を忘れるほど一緒に絵をとことん書く・・・・
プロに育てるといった大げさなものではなく、ちょっとした親の好きなものに子供を巻き込むのです。集中して何かをやり続ける体験が、それを極めたいと思う向上心につながり、極めるために努力し続ける忍耐力を育てます。
才能が育つ為には、集中力のほかに忍耐力が必要です。この二つがあれば、たいていいろんなことに成功できる力が出来ます。
幼少期のちょっとした体験が、集中力と忍耐力を育み、将来子ども自身が興味を持ったもの、極めたいものを見つけたときに自ら才能を開花することに役立つのはないかと私は思っています。
幼い子には、未来が無限に広がっています。子供が集中する瞬間を見逃さない、子供が興味をもつ環境を作ることをちょっと意識してみませんか?