筑駒──
日本でもトップクラスの頭脳が集まるこの学校に進む子どもたちは、やはり「天才」なのでしょうか?
生まれつき? それとも、特別な訓練をしてきたから?
- どんな環境で育ているのだろう?
- うちの子にも可能性はあるのか?
筑駒に合格するようなお子さんがどのように育てられたか、気になりますね。
その答えがわかる本があります。
数学の天才児ができた 増補: 数学オリンピックに出場した高校生六人の母親に訊く
数学オリンピックに出場するほどの実力を持った高校生たちの育て方や、家庭環境、母親たちの関わり方に焦点を当てた本。
数学の天才児ができた 増補
―数学オリンピックに出場した高校生六人の母親に訊く―
この本は、数学オリンピックに出場するほどの実力を持った高校生たちが、どのような家庭で育ったのかを、母親たちへのインタビュー形式で描いたノンフィクションです。
登場するのは6人の母親たち。
いわゆる「天才児」はどう育てられたのか?
才能と努力、家庭の雰囲気、学校や塾との関わり、そして日々の接し方まで──どれも実際のエピソードとともに語られています。
勉強しなさい」と言わなかった家庭もあれば、
子どもの特性を観察しながら、根気よくサポートした家庭も。
親のタイプも、子どもの性格も、それぞれ違います。
けれど共通していたのは、子どもをよく見て、よく信じていたという姿勢です。
答えは、「特別なこと」ではなかった
天才と聞くと、「才能の塊」「選ばれた子」と思ってしまいがちですが、
彼らが特別だったのは、“考えることが好き”でいられる環境があったという点。
家庭での知的な対話や、好きなことに没頭できる自由な時間。
それを無理に制限せず、むしろ「伸びる芽」として大事にした親の姿勢が、今の彼らを育てたのです。
どの子どもにも、可能性はある
この本を読んでわかるのは、「天才は、育て方しだいで育つこともある」という希望です。
子どもの“好き”を見つける。
その芽を、焦らず、静かに信じて見守る。
それこそが、未来の力になる──
『数学の天才児ができた』は、そんな気づきを与えてくれる一冊です。
筑駒を目指すご家庭だけでなく、子どもの力を信じたいすべての親御さんに、ぜひ手に取ってほしい本です。