勉強ができない。成績が上がらない。国語が苦手。
―その原因は、「読解力がない」ことに起因している場合が多いです。
読書量が足りないから「もっとを読みなさい!」
と、子どもに本を読ませようとしがちですが
本を読んでも国語力は上がりません。
我が子を見て思いました。
息子は、本読むのが好きでした。でも、国語が苦手でした。
読書量は少なくないのに、国語力に比例しない!
我が家では、息子の国語苦手克のためにいろいろな方法を試しました。どれもしっくりこない。
そんな中で出会ったのが、出口汪先生の『日本語論理トレーニング』という教材です。
関連 国語苦手な息子が2ヶ月で効果を上げた「出口汪 論理エンジン」
国語が苦手な原因は、読む力がないのではなく、読み方がわかっていないからでした。
この記事では、読解力を伸ばす「出口汪の日本語論理トレーニング」ついて紹介します。

mom
文章を読むのが苦手なのは読み方がわかっていないから
読解力のある子は、文章を読むときに考えながら読んでいます。
- 今の状況から、どんな展開が予測できるか?
- なぜ、この展開になったのか
こうした問いを立てながら、つまり、文章を筋道立てて考えながら読んでいるのです。
この「読み方」ができている子は、
- 登場人物の気持ちの変化
- 出来事の因果関係
- 筆者が伝えたいこと
などを読み取る力が自然と育ちます。
一方、「なんとなく読んでいるだけ」の子は、
文章の表面をなぞるだけで、内容の理解や要点の把握ができません。
だから、何が書いてあるのか理解できず、何度も読み返したり、読んでもわからないから途中で放棄してしまったりするのです。
つまり、その繰り返しが本を読むのが苦手に導いた可能性があります。
「読む力」に必要なのは “論理的に読む” という技術
「読めたつもり」で終わってしまうのは、
文章をどう読み進めるかという“技術”を知らないからです。
つまり―
子どもに必要なのは、“論理的に読む”という読み方のコツでした。
たとえば、物語文の一節に
「リンゴが木から落ちた」という描写があったとします。
論理的に読む子は、こう考えながら読んでいます
- なぜ落ちたのか?(原因)
- その場には誰がいたのか?(状況)
- この出来事が、物語にどう関係しているのか?(因果関係)
のように、文章の意味を“筋道立てて”理解しているのです。
逆に、「なんとなく読んでいるだけ」の子は
ただ文字を追っているだけで、頭の中で組み立てができません。
- 情景は思い浮かばない
- 登場人物の心の動きがわからない
- 何を伝えたい文章なのかも残らない
これでは、読解問題に答えることはもちろん、読書そのものが“わかりにくくてつまらない”ものになってしまいます。
でもこれは、国語のセンスや才能の問題ではありません。
「読み方」を習っていないだけ。
つまり、トレーニングすれば身につく“技術”です。
次に紹介するのは、そんな「読む力」の土台を
無理なく育ててくれる教材です。
読解力を無理なく育む「出口汪の日本語論理トレーニング」

『日本語論理トレーニング』は、「読む力」を育てる小学生におすすめの、学年別に取り組めるシリーズです。
学年別構成になっていますが、お子さんの「理解力」に合わせて選べるます。
小学4年だけど読解が苦手」という子には、小学2年レベルから始めてもOK。どの学年からでもスタート可能になっています。
国語の問題には必ず正解があります。そこには、共通のルール=論理があるからです。
読解力は、正しい読み方=論理的に読む技術を身につけることで誰もが伸ばせる力です。
『日本語論理トレーニング』は、文章を「なんとなく読む」から「筋道立てて読む」へと導きます。
この教材では、
- 「だから〜」
- 「たとえば〜」
- 「したがって〜」
などの表現を通して、「どう読めば意味がつながるか」が見えるようになっています。
繰り返し学習することで、普段意識せず使ってきた日本語に、ルールと規則があることを学び、自然と身につくように設計された優れた教材です。
苦手克服の鍵は読み方
読解力を伸ばすには、本の“読む量”ではなく、“読み方”でした。
読み取る力は、正しい方法を教えてあげれば伸びる。
しかも、それは難しいことではなく、トレーニングで身につく“技術”でした。
『日本語論理トレーニング』は、「読めない理由」がわからずに困っていたわが家にとって、本当の意味での“読む力”を育てるきっかけになった教材です。