ヴァイオリン練習のコツがわかる本

娘のヴァイオリンの先生の生徒さんには、ヴァイオリニストになった方、
全日本学生音楽コンクール 、日本音楽コンクール等で1位になった方、入賞された方が多くいます。

信頼できる先生に師事しているというのは、恵まれていることでもあり、安心でもあります。

しかし、今の先生に出会うまでに娘のヴァイオリンの上達が伸び悩み、それまでのレッスン内容や練習方法に疑問を感じ始めた時期がありました。

  • 今のレッスン内容は正しいのか?
  • 練習は効率よく行われているのか?
  • 今の時期に何をすべきなのか?

私自身、ヴァイオリンが弾けないので、何が正しいのかまったくわかりませんでした。

そんなときに、知人に薦められて買ったのが、

鷲見三郎/ヴァイオリンのおけいこ

非常時わかりやすく解説してあります。

娘のヴァイオリンの伸び悩みの時期を克服できたのもこの本のおかげだったと思います。

効率の良いヴァイオリンの練習のコツもわかりました。

また、次のヴァイオリンの先生に師事するときにも、この本で得た知識は多いに役立ちました。

ヴァイオリンを習う子の母たちのバイブルです。

成長した娘も、「鷲見三郎/ヴァイオリンのおけいこ」には、助けられたと行っています。

ずいぶん前に書かれた本であるにも関わらず、本質が丁寧に書かれていて、今でも、壁にぶち当たったとき、この練習方法で壁を再び乗り越えることが出来ると言います。

でも、残念なことに絶版なんですね。

中古のみ手に入れることが出来る。

中古でいくらなのか・・・

価格に驚きました。

それだけ、手に入れたいという方が多いんですね。

目次を見るだけでも、ヴァイオリンが上手になる予感がしそうな本なので人気なのかも知れません。

高いレッスン料の先生に師事することを考えればこの本の値段も高くないのかもしれない!?

ヴァイオリンのおけいこ

目次

技術編

ヴァイオリンを始める子と親のために
何歳ぐらいから始めたらよいか
子供の適正、性格
家庭の問題、親がヴァイオリンを弾けた方がよいか
良い師とは
子供用の楽器、顎あて、肩あて、アジャスターの問題
分数楽器の代えどき
調弦の方法
始めて間もない子供の教育
手ほどきの時期の教え方
立つときの姿勢
ヴァイオリンの持ち方
弓の持ち方
親指
中指
人差し指
小指
薬指
最初は右手と左手を別々に練習する
右手と左手、両方あわせて曲を弾く
幼児に教えるボーイングの第一歩
ダウンで先に行ったとき
先に行ってアップに移るとき
中弓から上に上がるとき
元弓までアップで行って、そこからダウンに移るとき
元弓から先弓に欠けて
8の字奏法
初歩段階で教える左手技術

親指の位置
手首
1の指の押さえ方
2の指の押さえ方
3の指の押さえ方
4の指の押さえ方
1の指の付け根と指板との関係
基本は厳密に学んでおこう
音程の悪い子の教え方
親の役割
ほめることが大説
いつごろまでレッスンについていくべきか
音楽会に連れて行こう
家庭音楽会を開こう
レコードを聴かせよう
テープを利用しよう
ピアノや音感教育について
合奏およびピアノあわせはいつごろか
練習時間はどの位必要か
遅く始める子に対する教え方
教材について(曲とエチュード)
初歩の教材と進め方
指弓を教える時期
第3ポジションに入る時期
ヴィブラートを教える時期
「新しいバイオリン教本」(全6巻)を終えた子に与える作品
エチュードについて
カイザーを与える時期
指の形はシュラーディックで
右手の練習はセブシック(Op.1の1の29番)で
中間音符について
音階の練習
重音の移弦
クロイツェルに入る時期
クロイツェル以後のエチュード
右手を中心とした技術
ドルチェのボーイング
エスプレッシーヴォのボーイング
右手の人差し指が弓にからみつく子の直し方
右手が弓の上方にずれてくる子の直し方
弓の毛の寝かせ方
fのとき
pのとき
ワン・ボウ・スタカート
アルペジョの練習法
スピッカートの練習法(ソティエとサルタート)
E線のハイ・ポジションを、よく響かすには
弦に弓の毛を当てる位置
mfの場合
pの場合
fの場合
3つの弦の重音を弾く練習法
ピチカートのはじき方
左手を中心とした技術
ポジション移動における問題点
親指先行か同時移動か
肘の問題
下がるときのコツ
パガニーニはどんな練習をしたか
トリルについて
指の体操
ヴィブラートについて
ヴィブラートの種類
練習への準備
「腕からかけるヴィブラート」の練習法
「手首からかけるヴィブラート」の練習法
「指でかけるヴィブラート」の使用は?
4の指のヴィブラートがかかりにくいときは
重音のヴィブラート
左手のピチカートについて
重音のトリルについて
演奏会を前にして
コンクールへの準備と本番のときの心得
まず基礎練習
課題曲に集中
標準的な解釈を見い出す
楽器のこと
大きなホールで弾いてみる
最後の1週間
前日と当日の注意
本番にあたって
リサイタルの時の留意点
選曲について
コンクールとリサイタルの相違は?
予備の楽器
共演ピアニストについて
コンチェルトを弾くときの留意点
楽器と弓の選び方と保守について
弓の選び方
松脂の塗り方
弓の毛替え
弓のしまい方
ヴァイオリンの選び方
弦の張り替えの時期
ツボ合わせ
保守について

鷲見三郎先生を囲んで

座談会(鷲見三郎先生を囲んで)(1)
座談会(鷲見三郎先生を囲んで)(2)
座談会(鷲見三郎先生を囲んで)(3)