小学校の成績が良くないから中学受験なんて無理だろう。 そんなふうに思っていませんか?
クラスの成績は中の下。テストの点数も平均点前後。こんな状態で中学受験だなんて、到底無理だろうと、諦めかけてしまう気持ち、よくわかります。
小学校の成績は、中学受験に関係ありません。
なぜなら、中学受験の入試問題は「小学校で習う範囲」を超えているからです。
例えば、難関校だけでなく中堅校でも、大人が見ても難しい問題が出題されます。小学校の授業やテストだけでは到底解けないような問題ばかりです。
ですから、小学校の成績が良くても、悪くても、それが直接中学受験合格に結びつくわけではありません。
ではどうすれば良いのか。
答えは「訓練」です。
中学受験は、特別なトレーニングの世界です。塾や通信教育、専門の問題集を通じて、入試問題を解くための知識と考え方を鍛えていく。これこそが、中学受験に必要な準備です。
もちろん、ごく稀に「特別な才能」や「強い知的好奇心」で、少し塾に通っただけで、難関校に合格する子もいます。けれど、大多数の子は、訓練を積み重ねて力をつけていくのです。
では、どんな訓練が必要なのか?
それは、どのレベルの学校を目指すかので変わってくるので、
中学受験にチャレンジしたいと思ったら、
- なぜ中学受験にチャレンジしたいのか?
- 中学受験で何を得たいと思っているのか
について、まず、考えてみてください。
中学受験には、家庭の方針やお子さんの性格、どんな未来を描いているのかにより、様々な視点が関わります。
- 高校受験させずサッカーなど習い事に集中したい、
- 中高6年間をのびのび育てたい、
- 塾入らずで成績を伸ばしたい
このような理由で、小学校の成績はそれほど良くないけれど、私立の手厚い環境の中で将来の選択肢を増やしたいという理由で受験されているご家庭もたくさんあります。
そして、中学受験についての情報を集めてみてください。
- 中学受験に関する本を読む
- 受験経験者の話を聞く
- 学校説明会や教育イベントに参加する
たくさんの情報に接することで、家庭に合った選択肢が見えてきます。
もし、「やっぱり受験させたい」と思えたら、そこから訓練を始めればいいのです。
中学受験を決めたら、すぐに塾に行かなければならないということはありません。
高学年になるまで、家庭学習や通信教育で準備することもできます。
小学校の成績がどうであれ、中学受験は準備次第で道が開けます。
大切なのは、今の成績に捉われず、未来の可能性に目を向けること。親の一歩が、子どもの可能性を広げるきっかけになるかもしれません。