小学校中学年のお子さんを持ち中学受験を考えるころ
御三家か、せめて超難関校に入って欲しいと考えるご家庭も多いかと思います。
親が付きっ切りでサポートすれば、ある程度の学力のあるお子さんは、御三家に合格を手にする可能性があります。
しかし、せっかく合格した御三家・超難関校に
- ついていけない。
- 成績も低迷が続き、進級や高校への進学も危ない。
- 不登校になってしまった。
というケースは少なくありません。
御三家や超難関校に向く子、向かない子がいるのです。
小学校の低学年や中学年の学力は未知数です。
親の言うことも良く聞くので、親の言うとおり勉強する子は、塾でも上位の位置をキープするでしょう。
その中で、どんな子が御三家や超難関校に向くのか?
ひとつは、地頭の良い子。
- 塾の授業を塾の中で理解して吸収してしまう子
- 暗記能力、理解力の優れた子
もうひとつは、負けず嫌い子。
- 好奇心が強く学ぶことが好きな子です。
無理やり勉強させれてきた子が、御三家や、超難関校に入るのはきついのは、この点にあります。
- さほど努力しなくても勉強のできる子
- ひらめきのある子、勉強が好きな子
がいる環境の中、勉強の好きではない子、詰め込まれたきた子は、入学後も好きでもない勉強を頑張らなくてはなりません。
苦痛です。中学受験が終わって息抜きも十分出来ぬまま、また頑張り続けなければなりません。
それがストレスになり、勉強することをあきらめてしまうお子さんもいます。不登校になってしまうお子さんもいます
せっかく入学した学校を転校するお子さんもいます。
息子の学校は、御三家の滑り止めに位置する学校です。
テスト前は、みなキリキリしています。
多くの子が、満点を目指す勢いで勉強している雰囲気があります。
テスト返却は、お祭り騒ぎだそうです。
「何点だったのか?」「何位だったのか?」
中間テストが終ったばかりなのに、さらに上の順位を目指し、中間テストの直しをして期末の勉強を始めるお子さんもいます。
努力しないと、あっという間に下位の順位になってしまいます。
小学校の時と全然違うと息子は言います。
クラスの中には、ついていけないお子さんもいるようです。
補習もしてくれるので、メンタルの強いお子さん、負けず嫌いのお子さんは、最初は下位の成績でも
どんどん伸びていっています。
勉強することが嫌いでもテストはひどい点数を取りたくないから頑張るお子さんもいます。
危ないのは、メンタルの弱いお子さんです。
親御さんのサポートで合格したお子さんは、勉強の仕方がまずわかりません。
中学になってもサポートしている親御さんも見かけますが、反抗期に入るとそれも難しくなってしまうようです。
勉強の仕方がわからないから勉強が出来ない。ひどい成績だから自信を無くす。
負のスパイラルです。
志望校選びはお子さんの性質に合わせて慎重になさってください。
大切なのは、充実した中高校生活を送り、将来の夢や進路につながる道をみつけることにあります。