ヴァイオリンが上手くなるコツから学ぶできる子の育て方

ヴァイオリンに限らず、ピアノでも野球でも勉強でも、上達するコツがあるのにそれを無視してがむしゃらにやっていませんか?

または、やってもできないからと努力することをあきらめていませんか?

娘のヴァイオリンの練習方法を傍らでみていて、上手くなるにはコツがあり、その方法は、

ピアノでも、野球、その他スポーツ、そして勉強にも取り入れることができる。

その方法なら、確実に上手くなることを学びました。

その方法とは、『基礎を確実なものにする。』

ヴァイオリンは、弓を弦の上に乗せれば音が出ます。

でも、聴き手に美しい音色と感じされるには、テクニックが必要です。

ヴァイオリンは、弓の持ち方、弦の押さえ方、姿勢、楽譜の読み込み、音の出し方、音色の作り方・・・・

実にさまざまなことが要求されます。

これは、毎回のレッスンで注意されることです。

なぜ、注意されるのか。

これが基本つまり基礎だからです。

立派な家も、基礎(土台)がしっかりしていなかれば、地震や、台風などの災害で簡単に壊れてしまいます。

基礎がしっかりしている家は、災害があっても、50年経っても壊れることはありません。

野球も、サッカーも基礎となる練習はたくさんやらされるでしょう。

中学受験、高校受験に関しても、学習の基礎が出来ていること出来ていない子では学力のつき方が違ってきます。

ヴァイオリンでピアノで1曲仕上げるのに数ヶ月もかかってしまったり・・・

ヴァイオリンでは、なかなか正しい音程を引くことができない、重音の音程が取れなかったり・・・

野球の試合で緊張して、エラーしてしまったり、ここというところで打てなかったり・・・・

中学受験の算数の成績をどうしてもあげることができない。

数ヶ月たつと、前にやった分野をすっかり忘れてしまい定着出来なかったり・・・

『基礎となる練習はしているのに出来ない』

そう思ったことはありませんか?

もし、本当に基礎が身についていれば、今結果が出なくても必ず上達します。

数ヶ月経っても上達しない場合は、

方法が間違っていると言えるでしょう。

ヴァイオリンは、練習する前に

  • 一つの音を何回も鳴らすボーイングという練習からはじめます。
  • そして、正しい音程でドレミファソラシド・・・と音階の練習を始めます
  • セヴィシック・エチュード(練習曲)を経てようやく曲の練習を始めます。

曲の練習をする前に、必ず基礎練習があるのです。

娘は、この工程で毎日練習していますが、レッスンでは、かなりの確立で「基礎が身についていない」とお叱りを受けます。

基礎練習はしていてもやり方がまずいのです。

これは、意識の問題。

今、自分は何が出来ていなくてどんな方法で練習すれば、出来ていないところが出来るようになるかという頭を使った練習をしていないのが原因です。

一音一音に神経を集中して、今出した音の悪かった原因が何かを考える。それを一つずつ修正する。

手の形なのか、弦の押さえ方なのか、弓の角度なのか・・・

欠点を克服する練習を丁寧に繰り返すことが出来れば必ず上手くなります。

基礎を体に染込ませるには、悪かったところをどのように修正させたかを理解して脳の中にインプットしていくことが近道だと思います。

野球で、エラーをしたのは、グローブの持って行きかたが悪かったのか、添える手の位置が悪かったのか、ボールの落下点の捉え方が苦手なのか、腰の落とし方に問題があるのか。

その子には、癖というものがあるはずです、それを探り、そこを克服するように導いてあげるとエラーをする回数も減るでしょう。

中学受験勉強で成績が上がらないのも、算数で言えば、計算が遅いのか、答案の書き方が丁寧でないためのケアレスミスなのか解き方が分からないのは、どの部分の理解が出来ていないのか

長い時間練習させても、勉強させても分析のない作業であれば、上達するわけがありません。

しかし、この分析するという作業は、子供では難しいのが実情です。

習い事、塾の先生が丁寧に分析してくれる方なら、その分析にもとづいた練習、勉強をするようお子さんに伝えます。

分析してくれるような先生が出ない場合は、親御さんが分析して練習方法を導いてあげてください。