音楽家になるには~その1~習う時期では、先生選びは慎重にしなければならないというお話をしました。
では、音楽家の道を開いてくれるような先生はどうやって探せばいいのでしょうか?
先生選びについて、我が家のケースや、音楽をやっている仲間のケースを紹介します。
音楽の道を開いてくれる先生の見つけ方
将来、音楽家にするかどうかにかかわらず、どこで習わせるか・・・。悩むところです。
音楽の道を開いてくれる先生がどういう先生のことを言うのか、よく分からないという人がほとんどだと思います。
有名な先生を探して、直接お願いしに行くという方もいらっしゃいますが、紹介がないと難しい場合が多いですね。
近所で教えている先生に習ってみるとか、音楽教室にいってみたいけれど、評判はどうなんだろう?と気になります。
できれは、最初から、正しい奏法を教えてくれる先生に師事するのが一番ですが、なかなかそういう先生を見つけるのは難しいのと、そもそも子供が興味を示さず、辞めてしまうということもありますので、とりあえず身近なところで始めてみてあとで先生を替えるというのも方法でしょう。
ただし、変な癖が一度ついてしまうと、先生を変えた時に苦労します。
特に、小学校も学年が上がってしまうと、基礎が身についてなかったり、間違った指導で変な癖がついてしまった場合には、それを一から修正するのに相当の時間がかかり遠回りとなってしまったりします。
子供が、音楽に興味を持ったり、向いているなと感じたら、楽器屋さんで相談したり、音楽大学に併設されている音楽教室に問い合わせるなどして、早目に先生を変えることをおすすめします。
習い事を長く続けるコツ
幼児期は、音楽を楽しむ。練習を毎日する習慣をつけるということを第一の目標とするのが、挫折せず、長く続ける秘訣です。
その道のプロの先生の中には、幼児期から容赦なく厳しくする先生もいます、一方で、音楽を楽しませながら、妥協せず基礎を徹底的に教え込んでくれる先生がいます。
習いたい先生が、どんなタイプなのか、子供との相性はどうなのかが重要になってきますので、その道のプロの先生に習わせたいと思ったら、門下生の方からどのような指導法をする先生なのかしっかりリサーチするといいでしょう。
子供に合う先生の見つけ方
門下生からのリサーチは、音大の学園祭にいって音大生からお話を聞いてみるのが一番です。
音大生は、人懐っこいタイプが多いので、喜んで話してくれると思います。
しかし、最初から、その道のプロで有名な先生の所へ連れて行っても効果がないかもしれません。ある程度弾けるようになってからでないと、先生から習うことを吸収できないからです。
師事したい先生から良い先生を紹介してもらう方法
幼児期から教えるノウハウを知っていて、音楽を吸収していくレベルまで丁寧に育ててくれる先生を、師事したいと思っている先生が紹介するということがあります。
習いたい先生にお願いすると、基礎は、この先生に習いなさい。と言われることがあります。「その先生にしっかり習って、月1で見せに来なさい。」このようにダブルで先生についているというのは、よくあることです。
基礎を徹底するというのが一番大切なことなので、まずは、正しい弾き方を学ぶことです。誰に習いたいかということに焦点を絞り、その先生の助言に従い後は流れに任せるというのが長く続けるコツになるのかもしれません。
音楽家になるには~その3では、「感性の育て方」について紹介しています。「感性」は、音楽家に一番大切な資質だと思っています。
興味のある方は、続けてお読みくださいね。