息子は、6年のGW明けの組み分けでまさかのコース落ち。クラスも落ちてしまいました。
このGWの息子は、毎日平均8時間。
12時間勉強した日もありました。
外出は1日のみ。出かける前に勉強も3時間したのでまったく勉強しなかった日はありませんでした。
これだけ頑張ったのだからコースが落ちることなんてないだろうと思っていました。
ただ、それまでの週テストでの算数では比が消化しきれず、理科の電流も苦戦していました。だから、このGWは、比と電流を苦手克服から得意分野にまですることに執着しました。
特に算数は目標を180点にすることにこだわり、難問に時間をかけました。
そこまでやった算数ですが、140点にもみたず、愕然・・・
理科はぎりぎり目標点でしたが、算数・理科に力を入れた分社会の点数を稼げず失速。
今回の組み分けは、前回よりも平均点が低く、コースのボーダーも前回より下がりました。それでも、息子はそのボーダーに届きませんでした。
上位はみんなしっかり点数を取ってきていました。
これだけ休みが多かったのですから、頑張って勉強したお子さんは多かった。計画的に勉強できたということなのでしょうか?
クラス落ち決定のタイミングで塾との面談がありました。
勉強の仕方が悪いと怒られるのを覚悟でいたのですが、コース落ちにもかかわらず、方向は間違っていないとのことばに耳を疑いました。
先生のお話によると、
5年までは、クラスがひとつでも上がるように、コース維持か志望校レベルのコースを目指すことを目標に頑張らなければならないと指導されました。
しかし、6年からはクラス、コースにこだわると非常に危険との指摘をいただきました。
最終目標は、第1志望合格であって、良いクラス、良いコースに入ることではない。
組み分けは、範囲も決まっていてすべての教科の合計点で決まる。
範囲が狭いので詰めて勉強すれば高得点を出すことは簡単に出来る。合計点なので、苦手な教科の点数を埋めるために、社会・理科・国語の言語要素・漢字など暗記に力を入れれば合計点を稼ぐことが出来る。
でもそれは、本番においては意味のないこと。
このような学習だと秋以降成績が落ち込み取り返しがつかない結果になるらしい。
今回上位コースでも、算数・理科が苦手で社会で点数を稼ぐ子は、全範囲になる最後の組み分けはコース落ちになる子が多いとのこと。
上位のコースにいれば合格する確立が高くなるのは錯覚。
合格に一番近づく方法は、
- 苦手項目をなくすこと。
- 算数、理科を得意分野にすること。
結果が伴わなくても消化不良を起こしていた比と電流に力を入れたことは、間違えではないというのはそういうことらしいです。
では、なぜ結果が出なかったのか。
それは、比については、5年の比の理解が完璧ではなかったことが原因だと指摘されました。
比以外にも、5年の分野が完璧ではないために6年になってからの難しい内容が積み上がらなかった。そして、そのままにすると算数は伸びていかないでしょう。
いくら、難問ばかりやっても基礎となる土台がグラグラしている状態なのでその上には何も積みあがらず、解けるようにはならないでしょうと言われてしまいました。
今こそ、算数を5年からやり直し基礎を完全にすること。そして、今回、コース落ちをしたことは良かったとも言われました。
それは、算数においては今は、息子はコース落ちの実力しかない。
厳しいお言葉です。
下駄を履いて上のクラスにいても消化不良が続くだけ。
次回の組み分けも力をいれず、5年の問題をもう一度解きなおすように指示されました。
それは、国語も理科も社会も同じこと。
夏期講習で5年の分野をやり直すときは、本当に苦手なところだけしか残っていないというくらいでないとキツイらしいです。
6年の春、コースが落ちたことはラッキーだったのかもしれません。
夏休み前までにやらなければならないことが見えたことは収穫です。
次の組み分けでクラスが上がることに執着していたら危険でした。
目標は、次の組み分けよりも第2回の合不合予備です。
組み分けでコースを上がることと5年のやり直しを課題に学習していくことは
かなりキツイですからね。
目先の成績を上げることに必死になるのをやめて5年の問題の復習をしました。
週テストの勉強は、基本的なことに留め、すべてを理解するための時間を割くことは止めました。
週のテストの結果は、悪くても気にしません。
理解できなかったところは、週末じっくり復習して理解する。
入試までに苦手分野をなくす。
結果はついてきます。