学習塾の折込チラシ、広告、パンフレットを多く目にするようになりました。
我が家の近くにTOMASが出来ました。
先日、そのTOMASが、生徒開拓のためか、界隈を1軒1軒回って、パンフレットと簡単な学力診断のプリントを配布していました。
プリントを子供に解かせ後日採点のために回収に再び回っていました。
学習診断と学習相談をしてくれるそうです。
あのTOMASでも子供獲得のための地道な努力をしているのですね。
最近、家の界隈には塾が多くなってきたなぁと実感しています。
選ぶ側としては嬉しいです。
選ばれる側としては、成果をいかに出すかで必死になってきています。
塾側に競争があるということは、子供に合った塾を見つけやすくなったということです。
しかし、さまざまな種類の学習塾の中から、子供に最適な塾をを選ぶのは大変なことです。
そこで、失敗しない塾選びのポイントを紹介します。
大手塾の広告やパンフレットはきれいで清潔感があります。
わかりきったことですが、重要なのは見た目だけではありません。
まず、内容をしっかり確認しましょう。
『志望校合格のため、成績向上のためなどの目標をどのようなシステムで達成を目指すか』
はっきりとわかる塾は検討してみる価値があります。
その目的が明確に書かれている塾は、信頼できる対象となるでしょう。
また、授業の時間割やコース、そして授業料がわかりやすい塾は、後からトラブルが起こる可能性がないので安心できます。
料金体系がわかりづらかったり、なかなか教えてもらえない場合は、入会金や教材費など確認できるまで手続きをしないという強い意志を持ちましょう。
塾は儲けることを目的としています。
成果に比例して儲けを出すということにウエイトを置く塾ばかりではありません。
儲け主義の塾も中にはありますので注意しましょう。
まとめて授業料を納入させ、退塾しても返金してくれないところもあります。その点をしっかり確認しましょう。
安心なのは、毎月支払う月謝制の塾です。
私たちが、塾を選ぶときにパンフレットでまず目が行くのは、その塾の合格実績です。
当然、塾側も合格実績をアピールしてきます。
この合格実績にはからくりがあります。
大手塾やチェーンの塾なら、生徒が多い分合格する人数も多いのが当たり前です。
また、その塾の合格者だけでなく、提携している塾の合格者まで加えて載せる場合もあるようです。
合格実績で評価をするなら、通わせたい塾の校舎別の合格実績です。
大手塾で開成が49名とあっても、近所の塾は開塾以来、開成合格者どころか御三家、超難関校はゼロ。
という場合もあるのです。
また、個人塾で毎年御三家、超難関校に合格を果たしているところもあります。
そういう塾は、口コミが多く宣伝していない場合が多いです。
受験終了組みの先輩ママたちから個人塾の評判をリサーチしてみましょう。
興味のある塾が決まってきたら、無料の体験授業を受けてみることをおすすめします。
夏期講習でお試しというのもいいですね。6月中旬ごろから夏期講習の募集を各塾で始めますから、気になる塾のパンフレットを集めて検討してみるといいでしょう。
また、実際に通塾してから担当する講師が、体験授業でも同じ講師であるかも重要になります。
体験授業でのわかりやすい先生、教え方の上手い先生が通塾したらトップクラスの授業のみしか教えておらず、入塾後、入った下位のクラスは相性が合わない先生だったということもあるからです。
下位のクラスほど、成績が上がるような子供を惹き付ける授業をする先生が望ましいですね。
最後に妄想を抱かないということです。御三家、超難関校に実績のある塾に入れば子供がそのような学校に入学できるというのは錯覚です。
どんなに学習のカリキュラム、塾のシステムが良くても塾はサポートに過ぎません。
優れた塾でも子供が息切れしないような塾を選びましょう。
素晴らしい合格実績を持つ塾は素晴らしいお子さんが集まります。天才型のお子さんばかりの中に入ると努力型のお子さんはつぶれてしまうこともあります。
自分の子供の性格と能力をしっかり見極めまた子供の力を120パーセント引き出してくれるような塾選びをしましょう。