算数苦手克服法~満足感、達成感を味合わせるのがポイント

算数嫌いの原因は計算力の弱さと暗算力の弱さにあります。

数字を見て、桁数が多くなったり、小数点、分数が出てくると苦手意識が働き問題が解けなくなってしまう。

問題を解くのに時間がかかるから数多く問題をこなさない。

問題をこなさないからできない。

スパイラルに陥ってしますのです。

では、どうすればいいのか。

まず、計算力をつけることです。

百マス計算で驚くほど計算力が身につく

百マス計算を正しいやり方で毎日続けると、たった1ヶ月でも驚くほど計算力が身につきます。

最初は、物足りなくらい簡単にして始めるのがポイントです。

小学校の低学年レベルの百マス計算からはじめる

ある程度計算力があっても、小学校の低学年レベルの百マス計算から始めます。

最初の数日は、1日1題。

もっとやりたがっても、1日1題!それ以上は、させません。

「こんなの簡単!」

と思わせて、もっとやりたいという気持ちを引き出します。

1日1題なので、満足感、達成感、そして自信をつけさせるのが狙いです。

3日目ごろから、学校から帰ってきておやつの時に1題、ご飯を食べ終わってから1題と、時間をばらして、2題に増やします。

機嫌のいい時間を観察してやらせるのがポイント。

我が家は、朝起きたら、プリント1枚、テーブルに置いておきました。簡単な問題なので、朝ごはんを食べてササッと解いて学校に行きます。

1週間続いたら、習慣になります。それでも負荷をかけず、簡単ペースを続けます。

2週間目から時間を計ってゲーム感覚で取り組む

2週間目からは、ストップウォッチで時間を図ります。

時間が前回より、どれだけ縮まったかわかるように日にちと時間を記録してあげて下さい。

ノートに、簡単に線を引いて、子供が自分で記録できるようにしてもいいですね。

子供は、ゲーム感覚になりワクワクした気持ちで計算するようになります。その記録を親子で楽しむと、子供はもっと時間を縮めたくなるので、1日に何題もやりたがります。

自らその記録を縮めたいと、何題もやりたがったらチャンスです!

好きなように何題でもやらせてみて下さいね。ただし、親が強制したり、コントロールはしないこと!

自分の意思から、親の意思にベクトルが向いてしまったら逆効果になります!

本気で、算数苦手克服させたいなら、絶対に親が焦らないことです。

2カ月目から掛け算、割り算、小数点、分数にチャレンジ

簡単だと解けることに喜びが感じられます。

毎日、続けてきたので、驚くほど計算力がついたはずです。ノートに記録した時間が証明してくれるでしょう。

計算力と暗算力が高まったので、掛け算、割り算、小数点、分数の問題にも少しずつ慣らしていきます。

この場合も、ごくごく簡単な問題から始めます。

公文のドリルのような計算問題集を、1日 1ページ~2ページにして、それ以上やらせません。

百マス計算の時と同じ、達成感を味合わせ自信をつけるためです。

算数がまったくできない場合の教材選び

分数となると、急にできなくなってしまうので、まったくわからない場合には、仕組みがわかる解説付きの問題集がいいかもしれません。

まったくできない場合には、例題を見て、1日1題解く。理解して計算が出来るようになると、苦手意識も消え、どんな問題も解けるようになってきます。

価格が高いのですが、算数が苦手な子が『算数大好き』になれる伝説の絵本算数の探険(全10巻)はかなりおすすめです。

※算数の探険については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
参考記事算数嫌いな子・算数苦手な子のための伝説の絵本<算数の探検>

小数点や分数は、たった1問でも、拒絶反応と、理解にも時間がかかるため、サクサクできずストレスになってしまうかもしれません。

百マスと組み合わせて20分以内

百マスと組み合わせて20分以内でできる量にしてください。

それ以上時間がかかるとストレスになります。

最初は15分でもいいくらいです。

これを基本に最低2ヶ月続けます。慣れてきたら少し難しいものを使ってもいいです。

その頃には、百マスにかかる時間が短縮されて小数点、分数の計算も10題くらいできるようになっていると思います。

 

算数克服は時間がかかるが身につくと楽になる

計算力は、継続しなければつきません。

短い間にたくさんやるよりも、毎日少しずつ取り組んでこそ本当の力が身につきます。

簡単な計算から積み上げて、わからなかったこと、出来なかったことをひとつずつ潰していくと算数が好きになり、難しい問題も解けるようになります。

息子は、中学受験で算数が出来なくて致命傷でした。

塾の先生から、基礎出来ていないことを指摘され、6年で基礎からやり直しました。

結果出なくて折れそうになった息子も毎日継続!苦手克服

毎日、簡単な計算問題を解きました。できないところは丸を付けて、何度も何度もできるようになるまで解いて、一つずつ、苦手分野を潰していきます。

何カ月も結果が出ず、心が折れそうになりましたがとにかく続けました。

少し出来るようになってきたのが6年の12月です。

それから、全部がつながって、面白いように算数が出来るようになってきました。その頃には、もう、模試がなかったので、偏差値はわかりませんでしたが、過去問が8割から9割出来るようになってきていて嬉しくなりました。

合格が難しいと言われていた、第1希望の中学の入試で、算数がほぼ満点!足を引っ張っていた算数が、全教科で1番できたなんて信じられなかったです。

算数克服は、時間がかかりますが、簡単な問題から始めて、苦手なところをひとつづつ潰していけば必ず得意になります!

数字に苦手意識があるなら、百マス計算から始めて下さいね。

 

 

おすすめ問題集

学ぼう算数

毎日の計算に慣れてきたら、週に1、2回 学ぼう算数での学習を取り入れるといいでしょう。

※学ぼう算数については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事算数苦手克服必勝法【学ぼう算数】

半年続けると必ず算数が得意になります。

数学ができるようになる算数ドリル

算数が好きになって、計算力がついてきたらおすすめなのが「数学ができるようになる算数ドリル」です。

 

※算数苦手克服についての記事はこちらのにまとめています。ご利用下さい。