中学受験で息切れしない方法

6年生の夏休みは天王山

夏期講習で一日塾。帰ってきてから復習勉強漬けの毎日です。

張り切って苦手克服のためのスケジュールを計画的に立てるも疲れがたまり、スケジュールを消化できない日々が8月に入ると出てくるでしょう。

こなせないスケジュールに親の方がヤキモキして子供に無理なスケジュールを強要させていませんか?

お子さんは、必死に与えられたスケジュールをこなそうと頑張ります。

11歳12歳は、自分で疲れをコントロールできないので疲れても走り続けようとします。

問題を解く手が止まり、鉛筆で遊びだしたり、ぼんやりしたら要注意です。

息切れ寸前です。

親御さんにはサボっているように見えます。

そこで、渇を入れ集中するように注意する。
ひどい時は、怒鳴る。

そして、子供はまた勉強し始める。

こんな状態になったら危険信号です。

子供は、無理にでもやるでしょう。

いやいや勉強しているときの学習の定着度は、非常に低い。

このまま続けても、息切れ状態はひどくなるばかりで集中できないまま2月を迎え、最悪の結果になりかねません。

こんなときは、思い切って休ませてください。
ただし、1日だけです。

全く勉強させなくても大丈夫です。

思い切り好きなことをさせる。

お子さんに一日やりたいことを選ばせ、翌日から勉強することをしっかり約束させる。

でも、ゲームはダメですよ。
ゲームは、いやな勉強から逃げるための麻薬のようなもの。

テレビや映画も、観たあとで家族で内容について話が盛り上がりそうなもの
以外はおすすめできません。

自分の中にこもってしまわないものがおすすめです。

プールやキャンプ、遊園地など体を動かすものがいいでしょう。

家の中では、工作、実験、料理と手を動かすものもおすすめです。

その日は全く勉強はさせません。

そして、次の日の朝から勉強スタートです。

スケジュールは練り直します。

息切れしているとき、息切れしそうなときはしばらくは簡単な問題のみをさせます。

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狙いは、出来ると思わせることです。

問題を解くのに時間がかからなくなることで少しずつモチベーションがあがります。

お尻をたたき塾の課題をやっても、集中力がなくほとんど定着が出来ていないなら全くやっていないと同じです。

簡単な基本問題で知識を定着させ土台を固めたほうが秋以降伸びます。

そして、夏期講習中の塾の宿題は、無理してやらない。

塾の先生には、お子さんの状態を説明し家庭での方針を伝えます。

塾の機嫌をとってもお子さんの気力は回復しません。

一回リセットすることは勇気がいります。

まだ、夏休みです。リセットしても挽回できます。

秋以降走り続けるために、お子さんの息切れ状態を把握し一度リセットしてみましょう。