中学受験は特殊な世界です。
小学校の成績が良いから簡単に難関校に合格できるわけでもなく。小学校の成績が悪いから難関校は無理というわけでもありません。
中学受験の入試問題を見たことがありますか?
中堅校でも大人でも答えがわからない問題があります。
このわからない問題を子供たちは、塾で勉強して中学受験専門の問題集や通信教育で勉強して鍛えて解く力を日々養っているのです。
「小学校の成績が関係ない」というのは、
中学受験対策ができていれば合格できるということ。
小学校の成績が良いから5年生くらいから中学受験してみようと考え入塾時のテストを受けます。たいていの子が、偏差値50も取れないと思います。
小学校の成績が良い子でもできないのです。
直前になって受験を決め、難関校を受験してもたいていのお子さんは合格できないでしょう。
当たり前です。
小学校で習っていない問題を訓練することなく解くのだから。
入塾時に偏差値50以下、40以下でも、塾で学んだことを吸収し、理解できるとぐんぐん成績が伸びてきます。
中学受験は、訓練です。試験に必要な知識を覚え、覚えた情報から難問の答えを導く力を養う。
稀に、「6年まで一切受験勉強せずに超難関校に合格」というお子さんがいます。
そのお子さんは、中学受験のための訓練はしていなかったけど、中学受験で問われる知識に興味のあるアンテナを持ったお子さんだったのだと思います。
- 図鑑が好きだったとか、本をよく読んだとか
- 数字に興味を持つ子とか
- 知識欲が強く1度聞いておぼてしまうとか
羨ましいですね。
もし、お子さんがまだ低学年・中学年で
「中学受験させたい」
と思ったら、今の成績にかかわらず準備することをおすすめします。
息子は、中学受験のための勉強で基礎学力がついたと思います。
中学受験で、歴史に興味を持ち、天文に興味を持ち、地理に興味をもちました。
小学校では教えてくれない国語の長文の解き方も学びました。
難しい算数であきらめないで解く力がつきました。
中学受験勉強ってサッカーとか野球とかピアノとかと同じだと思います。
日々練習して上手になる。
「勉強」だからネガティブなイメージだけど「知識量」は武器になります。
新聞を見たり、ニュースを見たりして、受験の時に学んだ話題に息子は反応して、
「政治に怒ってみたり」
「天体の話に興奮したり」
小学校の時、新聞もニュースも見ない、世の中に全く興味がない息子がです。
息子は中学受験で大きく成長しました。
中学受験をさせたいと思ったら、塾に行かなくても早めの準備をおすすめします。
小学校の成績は関係ありません。