大手学習塾がいいのか個人が経営する小規模塾がいいのか?
最初に選んだ学習塾ですべてが決まるというわけでもありませんが、学習塾にも様々な形態があり、塾選びには頭を悩ませてしまいますね。
情報もどれが正しいのか・・・
塾に通わせることになったら、どこの塾にしようか、どんな形態の塾にしようか、月謝はどれくらいかかるのか・・・などいろいろ考えることが多いと思います。
大手学習塾にしようか、個人経営の塾にするかも悩んでしまいますね。
大手学習塾のメリット、デメリットはなんでしょう。
メリット
- 情報を多く得ることができること(データが多い)
- 多くの合格実績があること
- 模試を多く行なうこと
- カリキュラムがしっかりしている
デメリット
- マニュアルに従った授業(宿題やテストに終われ消化できないこともある)
- 通うのに時間がかかる場合がある
- 生徒同士の競争にストレスを感じてしまう
- 先生に質問しにくいと感じる生徒もいる
- 儲け主義だと感じる場合あり
個人経営塾のメリット、デメリットは、
メリット
- 先生に質問しやすい
- 親身になって教えてくれる
- 通うのに便利なため部活との両立もできる
- 地元の学校の情報を持っている場合が多いので、テスト対策を行なってくれたりする
- アットホームな雰囲気
デメリット
- 学習の競争相手が少ないため、なかなか意欲がもてない生徒もいる
- 大手学習塾で受けられるような模試がない場合もある
- 優秀で勉強に意欲的な生徒にとっては、ゆったりとし過ぎて物足りない場合もある
- データが少ないため、非効率的な勉強になる可能性もある。
Aちゃんにとっていい塾でも、Bちゃんにとってよくない場合もあるというところが、一概に大手学習塾がいいのか個人が経営する小規模塾がいいのかいえないところです。
メリット、デメリットを踏まえ、資料を取寄せる、中学受験専門の掲示板などで学習塾に関する口コミ情報を入手するなどして、一度体験授業などを受けてお子さんの性格にあった学習塾を選ぶのが成功の秘訣です。
また、どのレベルの学校を受験するのかも視野に入れて、冷静に判断してください。
塾は、合格実績を上げなければなりません。
例えば、御三家や難関中学を受験するのであれば、SAPIXなどは、高い実績で評判がいいですが、難関校を受けるレベルにある子以外には、塾のカリキュラムについていくのは大変でしょう。
また、どの子も難関中学を受験するわけでも入れるわけでもありません。
ゆとりを持った受験で学習する習慣をしっかり身につけ大学受験に望むのであれば、偏差値もさほど高くない学校へ入り、しっかりしたカリキュラムの学校で学力を上げていくという選択肢もあります。
今までやってきたサッカーやピアノなどの習い事をやめることなく、小規模塾で決め細やかな指導でストレスなく中学受験し、中高部活に励み、希望の大学へという選択をする方もいます。
また、四谷大塚の予習シリーズで家庭学習をして6年から大手塾のトップクラスに入り、難関校の合格を目指す方もいます。
中学受験がゴールではないので、お子さんの性質を見極め、無理のない中学受験が出来る学習塾を選んであげてください。