今、PISAでトップのフィンランドの教育のあり方に関心が集まっています。
フィンランドの国語教科書で採用されている方法や、教育現場で用いられている手法を、世界ではじめて5つのメソッド、発想力・論理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーション力で分析。フィンランドでは小学生から取り組んでいるカルタの考え方や書き方をはじめ、さまざまなものの考え方・コミュニケーションの取り方などを総合的に学んでいきます。今まで日本にはなかった教育メソッド
PISAとは
ヨーロッパの間では、イギリスをのぞいて、統一的な教育の目的のすり合わせが行われ「新しい学力像」を共同で作る動きが90年代に加速。
OECDでは、こうしたヨーロッパの流れを受け「こんな勉強をしたら人間はだめになる」という意志を示し、各国の教育の在り方を見直すというねらいをこめPISA(Programme for International Student Assessment)を新たに、特に「リテラシー」(一人ひとりが市民としてもってほしい力)という概念を「新しい学力像」として重要視し、「批判的思考、創造性、自己信頼」などをどう育てるかという視点で調査を始めました。
<参考:11・20 教育基本法を守り活かす学習討論集会>
フィンランドの教育の特徴
フィンランドの教員は、日本で言えば医者と同じくらい尊敬されています。
教師は、教育の真の専門家と断言できる力を持っている。
それだけ、信頼されているのです。
教員という職業に非常に人気があるのもわかります。
フィンランドでは競争がない
知識の量を競うことをフィンランド<では、行っていないという意味です。
生涯において「学ぶ」ということを大切にしています。
- 習熟度別編成をやめ、他人との比較をしない。
- 一人一人のやる気を育てる。
- 落ちこぼれを作らない。
- フィンランドでは、9年間の義務教育の後に「もう一年履修することができる」。
将来に向けて勉強してきたけれども、まだ基礎学力が身についていないと思われる子どもが勉強する仕組みです。
「真の教育専門家」である「教師」は、質の高い教育を提供しています。
だから、どこの学校に行っても、ある一定の質の高い教育を受けられるのです。
フィンランドの教育についての本は、いろいろあります。
学びとは何かが見えてきます。